いびきが気になったら即病院へ

「いびき」は、鼻から鼻腔、鼻咽腔、咽頭、喉頭(上気道)が何らかの原因で狭くなって、睡眠時に呼吸するときにその部分が振動することによって起こります。
いびきをかく本人は気づかないことが多く、ほとんどは同居人などからの指摘で自覚します。

多くの場合、肥満体質の方がよくいびきをかきます。肥満によって上気道が狭くなるからです。
その音は本当に耳障りな不快な音です。

いびきが原因で離婚というケースも実は結構あるぐらいです。
しかし、いびきの本当の問題は、そこに重大な病気が潜んでいることが多いことなのです。

普段、いびきをかかない人でも、極端に疲労したときや酔ったときなどにいびきをよくかきます。

それは、アルコールや疲れによって上気道が塞がれるからです。
本人に自覚がなくても熟睡できていない証拠なのです。
これだけでも、いびきをかくということが身体にいい状態ではないということがわかります。

ところが、これだけではなく、睡眠時無呼吸症候群という重大な病気が原因の場合も多いのです。

途切れるいびきは非常に危険

いびきをかいている人に対しては、大抵の人が「よく寝ているな」と思ってしまいます。しかし、前述したようにいびきをかいていると、熟睡できていないのです。

いびきは、呼吸と同期しているため、通常は呼吸と同じリズムでおこります。しかし、そのリズムが途切れたり、一定の時間(10秒程度)呼吸をしてなかったりするのは、睡眠時無呼吸症候群の可能性が非常に高いのです。

この病気は、熟睡できないだけではなく、頭痛、喉の痛み、男性ではED、女性では月経不順、果ては抑うつ状態を引き起こします。

熟睡できていないため、昼間の眠気や集中力の低下を誘い、交通事故などの原因などにもなるケースが多いのです。
たしか、最近も電車の運転手が居眠り運転をし、事件になりました。これも、睡眠時無呼吸症候群が原因ではないかと言われています。

さらに、高血圧、不整脈、糖尿病などの合併症にもなります。このため、たかが、いびきといって見過ごすわけにはいかないのです。また、一人暮らしの場合、気がつかないことが多く、これも問題になっています。

もっと恐ろしいのは、脳血管障害・重症心不全などによる呼吸中枢の障害で呼吸運動が消失するのが原因である場合もあります。ほっておくと、脳梗塞等の命に関わる重大な病気につながります。

耳鼻咽喉科で治療が可能

最近では、耳鼻咽喉科でいびきの治療を行なっています。その治療法は独自の器具(装置よりチューブを経由して鼻につけたマスクに空気を送り、その空気が舌の根元の周囲の組織を拡張することで上気道を広げる)を使ったものや鼻スプレーを使用したものになります。
また、枕の高さの調節や横向きで寝ること(仰向きで寝る場合にいびきが発生しやすい)等の指導もしてくれます。

さらに、外科手術によって上気道を広げる等の治療もあります。また、軽度の場合は歯医者でマウスピースを用いて下顎を固定し、上気道を広げるといった治療も可能です。

肥満が原因の場合は、これらの方法で治療可能ですが、精神的な要因やストレスによる睡眠障害が原因の場合は、心療内科や神経科の受診をお勧めします。

とにかく、いびきが気になったらすぐに病院で受診し、なんらかの対策をしましょう。筆者は30代ごろまではガリガリに痩せており、その頃はいびきを指摘されたことは一度もありませんでした。

しかし、40代に入り、多少肉がつきだしてから、いびきを指摘されるようになりました。今のところ、ひどくはないようですが、ひどくなったら受診する気でいます。

こちらもおすすめ

関連記事をもっと読む