寝言の原因しだいで要注意・大人の寝言・危ないサインを見逃さない方法

一緒に寝ている人の寝言を聞くと、「ただの寝言か」と笑い話になることがほとんどですが、実は寝言には何の心配もない生理的なものと、実は大きな健康被害につながる危険なものがあるということをご存知でしょうか?

寝言の原因やメカニズムを知らずに「単なる寝言」で済ませてしまうと、体からのサインを見逃してしまうかもしれません。

危険な寝言の見分け方

注意が必要な危険な寝言の見分け方を、その原因とともにまとめてみたいと思います。

生理的な寝言とは

多くの場合、寝言はレム睡眠のときに発せられます。

レム睡眠時は眠りが浅く、夢を見ていることが多いため、夢の内容に合った寝言を言うことが多いようです。

しかし、眠りの深いノンレム睡眠時も寝言を言うことはあります。

何を言っているのかよく分からないようなゴニョゴニョとした寝言はレム睡眠時、はっきりとした言葉の寝言はノンレム睡眠時に発せられると考えてください。

子供のころは寝言を言うことが多くても、成長とともにほとんどなくなっていくものですが、大人になってからも寝言があまりにも多いという人は、もしかしたら生理的なものではなく、なにか病的な原因があるのかもしれません。

危険な寝言とは

では、体調不良のサインとなるような危険な寝言の原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

■ストレス

大きなストレスを抱えているときは、悪夢を見る回数も増え、頻繁に寝言を言うようになります。

長時間睡眠を取っていてもぐっすりと眠れていない可能性があるので、慢性的な睡眠不足や何らかの睡眠障害に及ぶ危険性があります。

■レム睡眠行動障害

夢の中の言動をそのまま現実でもやってしまう病気であり、怒鳴りつけるような大きな声で寝言を言ったり、時にはそばにいる人に危害を加えてしまう場合もあります。

「レム睡眠行動障害かもしれない」と思ったら、すぐに専門機関を受診しましょう。

■ナルコレプシー

ナルコレプシーは感情の変化とともに体の力が抜けて倒れ込んでしまったり、入眠時に幻覚を見たりするような睡眠障害の一種です。

ナルコレプシー患者も寝言を言うことが多いので、注意して観察してみてください。

■睡眠時無呼吸症候群

寝ている間に呼吸が停止する状態を繰り返す睡眠時無呼吸症候群は、患者数の非常に多い睡眠障害です。

睡眠時無呼吸症候群の患者にも寝言が多く見られますが、苦しそうにうめき声を上げているような寝言の場合は、この病気を疑ってみましょう。

最後に

寝言は時に自分の体が危険にさらされていることを周囲に知らせるためのサインでもあります。

「単なる寝言」と思って軽く見ていると、治療が困難になる段階まで病気に気付けないかもしれません。

あまりにも回数の多い寝言や激しい寝言を言う人が近くにいる場合は、一度専門機関を受診するよう勧めてあげてください。

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