3分でわかる!いびきに繋がる鼻の病気4種類

眠っている時に、誰かのいびきで目を覚ました経験は、多くの方があるでしょう。いびきは、とても身近なものです。しかし、そのいびきが何故起きているのか理解している人は少ないでしょう。

起きている時にいびきのような音を意識して出すことはできますが、自然ないびきをかくことは眠っている間だけです。起きている時には、気道は広い状態ですので、いびきが起きないのです。

気道は、元々出っ張りや狭いところがあるので、呼吸をする時に空気抵抗が起きやすく、眠っている時には起きている時よりも空気抵抗が起きやすくなります。また、眠っていると、上気道が狭くなり、狭くなった気道を空気が通る時には粘膜が振動し、音が出ます。この音こそが、いびきです。

いびきは、肥満、ストレス、寝る時の体勢など様々な原因で起きるのですが、病気が原因でいびきが起こることもあります。今回は、いびきと関わり深い、鼻の病気について特集していきたいと思います!

鼻といびきは大きく関わっている!

鼻が詰まっていると、苦しくなったり、苦しさのために集中力が続かなくなったりします。また、花粉症の人は、花粉の時期には鼻づまりや鼻水で寝苦しい夜を過ごしているでしょう。

起きている時でも、鬱陶しい鼻づまりですが、眠っている時にも様々な問題を引き起こします。眠っている時に鼻が詰まっていると、鼻で呼吸することができませんので、苦しくなって口で呼吸をするようにします。

口で呼吸をしていると、喉が乾燥し、喉を傷めることもありますし、いびきもかきやすくなります。眠っている時に口呼吸をしていると、軟口蓋という部分が下がり、空気の抵抗が大きくなって、いびきが起きると考えられています。口呼吸はいびきの大きな原因の一つで、実際にいびきをかく人の多くは口呼吸をしています。

鼻が詰まっていたりするといびきをかきやすくなるのですが、病気でなくても、鼻腔が狭かったり、鼻の骨が曲がっているために鼻腔に狭い部分があったりと、鼻呼吸がしにくい状態だと、口呼吸になりやすく、いびきもかきやすくなります。

また、鼻中隔湾曲症、慢性副鼻腔炎、鼻茸、肥厚性鼻炎、アレルギー性鼻炎などの鼻の病気は、いびきと関連深いです。これらは、それぞれ一体どのような病気なのでしょうか?ここからは、いびきと関連深い鼻の病気について、それぞれ見ていきたいと思います。

鼻中隔湾曲症

鼻中隔湾曲症とは、左右の鼻を分けている部分である鼻中隔が曲がっている病気です。ほとんどの人間の顔は左右非対称で、鼻だって曲がっています。そのため、多少、鼻中隔が曲がっていても問題はありません。

しかし、鼻中隔の湾曲が強いと、生活に支障が出ます。生活に支障をきたすくらい湾曲している場合には、鼻中隔湾曲症だということになります。鼻中隔湾曲症の症状は、鼻中隔が湾曲しているために空気の通りが悪く、鼻の粘膜が刺激を受けやすく、鼻づまりや鼻血を起こしやすく、鼻の粘膜の炎症を起こしやすくなります。鼻の空気の通りも悪いので、口呼吸になりやすく、いびきもかきやすくなります。

また、鼻中隔湾曲症から副鼻腔炎や耳管機能障害、嗅覚障害を起こすこともあります。そのような場合には、耳鼻科に相談し、手術によって治療した方がいいでしょう。

慢性副鼻腔炎症

慢性副鼻腔炎症は、いわゆる蓄膿症です。慢性副鼻腔炎症は、鼻腔と繋がっている顔の骨の中の鼻腔周辺にある4か所の空洞の中に膿が溜まってしまう病気です。この病気には、慢性と急性があります。

急性の場合は、風邪などでウイルスや細菌が入ってしまい、副鼻腔の粘膜で感染し、膿が溜まります。急性副鼻腔炎症は、約4週間で治りますが、治るまでは鼻の通りが悪く、口呼吸になりやすいので、いびきをかきやすくなります。しかし、感知すれば、口呼吸もおさまるので、いびきもおさまります。

いびきに大きく関わるのは、慢性副鼻腔炎症です。慢性副鼻腔炎症の症状は急性とも似ており、鼻づまり、鼻汁、ニオイがわからない、頭を重く感じる、頭痛、頬や目の奥の痛みなどがあります。

急性副鼻腔炎症になった時に治さずにいると、症状が続いたり、膿がそのままになって慢性副鼻腔炎症になってしまいます。また、子どもの頃に副鼻腔炎症になって長期化することも多いです。

副鼻腔炎症の治療は、長期にわたることが多いので、耳鼻科を受診し、根気強く続けましょう。

鼻茸

鼻茸は、鼻の中に出来る鼻ポリープで、皮膚や粘膜の表面に出来るキノコ状の腫れもののことです。この腫れものが原因で鼻が詰まり、いびきの原因となります。鼻茸の大きさは、米粒程度から親指大など様々です。

鼻茸の原因は、慢性鼻炎、慢性副鼻腔炎症と言われています。鼻茸が出来ると、初期のうちは鼻の入り口からは見えないようなところに小さくできるので自覚症状はないでしょう。しかし、鼻茸が徐々に大きくなると、鼻詰まりを起こし、鼻の入り口からも見えるようになります。

慢性の鼻炎や副鼻腔炎症ならば、それらの病気の症状だと思って鼻茸に気付かないこともありますが、先に鼻茸を見つけた場合には鼻炎や副鼻腔炎症の可能性もありますので、調べた方がいいでしょう。

鼻茸は悪性化することはほとんどないと考えられていますが、あまりにも鼻詰まりがひどくなったり、鼻詰まりにより他の症状を引き起こして生活に支障をきたすようであれば、耳鼻科に相談し、手術を検討しましょう。

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎と一口に言っても、その中で二つに分類されます。まずは、通年性アレルギーです。通年性アレルギー性鼻炎は、ダニやハウスダストが原因であることが多く、原因を取り除いて治さない限り、年間通してくしゃみ、水溶性の鼻水、鼻詰まりなどの症状を引き起こします。

季節性アレルギー性鼻炎は、花粉を原因としたものです。スギは花粉症の中でも有名ですが、スギのように春に向かって飛ぶ花粉のアレルギーもありますが、秋に飛ぶ花粉にアレルギーを起こすこともあります。

アレルギー性鼻炎は、通年性と季節性のどちらかだけの場合もありますが、どちらに対してもアレルギー反応を起こす方もいらっしゃいますので、気になる場合には耳鼻科に相談しましょう。

アレルギー性鼻炎を治すためには、アレルギー症状を引き起こす抗原をなくすことが大切です。例えば、こまめに掃除をしたり、花粉がつきにくくなるように工夫をしたり、室内の空気を空気清浄機を使って清潔に保つなど工夫をするといいでしょう。

まず耳鼻科に相談しよう

ここまで見てきただけでも、鼻の病気にはいくつもの種類があります。しかし、どの病気も、鼻水、鼻詰まり、くしゃみなど、症状が似ていますので、自分で「私は、きっと○○だ!」と判断することはできません。

ですから、鼻に何らかの症状が現れ、それが続くようであれば、耳鼻科に相談するようにしましょう。耳鼻科に相談をすれば、その症状が一体どんな病気が原因で起きているのか、どのようすれば治療できるのか、どのようにすれば緩和できるのかわかります。

また、たまに「自分は○○のアレルギーだ。」とアレルギー性の鼻炎だとわかっていても、実際には自分で認識していたものとは違うものがアレルゲンであることもありますので、何が原因でアレルギー症状が引き起こされているのかも調べてもらうといいでしょう。

鼻の病気が原因でいびきをかいていたのであれば、鼻の病気を治療すればいびきも少しずつ緩和されていくでしょう。

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